ポイント読書(ビジネス編)
『学び効率が最大化するインプット大全』
まとめレビュー
ポイント
・ インプットとアウトプットは表裏一体
⇨「聞く」「話す」「メモをとる」などは、表裏一体で同時進行するということを意識する。
・必ず方向性とゴールを設定する
⇨インプットする際には、目標やゴールの設定が必要になる。
・アウトプット前提でインプットする
⇨2週間で3回アウトプットしよう。アウトプット前提になると記憶に残りやすい。それは、心理的プレッシャーがかかり、緊張状態となり、アドレナリンが分泌され、集中力が高まり、記憶力、思考力、判断力が高まります。
・情報と知識の違い
⇨ネットから得られるものは、ほとんどが情報で、数年後に得ても役に立たないことが多い。鮮度が重要になる。人や本から得られるものは、知識である。数年にわたって役に立つ。
・情報にも主体性が求められてくる。
⇨自分で情報を取捨選択するべきである。必要な情報とそうでない情報を分ける。
・Googlemailを初期から使用している著者がメールの使用法を伝授
⇨メールは重要なことではない場合が多いため、もっと重要なことに時間を割いた方が良い。
・人と会う
⇨人と会い、関係性を築き、いろいろなことを教えてもらい、また自分も教え、互いに気づきを得ながら、一緒に自己成長していく。自己成長の加速装置であり、究極のインプットです。
・歴史から学ぶ
⇨歴史は「なぜ?」の宝庫であり、分析力、論理的思考力、仮説検証能力、問題解決能力などが養われます。自分で仮説を考え、その証拠を集めるように読書の幅を広げるなど、能動的に関わることが重要です。
・海外を旅する
⇨海外旅行中のアウトプットは必須である。動画でシェアすることも大切。
・インプット直後にアウトプットする
⇨直後が最も有効である。また、記憶したことを何も見ずに書き出すことを「想起練習」という。これは、記憶定着に役立ちます。
・10年後に備える
⇨勉強の成果が出るまで要した時間は、筆者で10年になる。知識が自分の血となり肉となり、習慣化されたという状態になるには、時間がかかる。10年後のなりたい自分になるために備えるインプットをすることが必要になる。
感想
インプット大全として、丁寧に解説してくれている。海外旅行については、私も学生時代から散々行っているが、アウトプットはこれまでしてこなかった。Facebookに投稿してきたくらいである。なので、私自身、耳が痛いのである。
インプット・アウトプットが表裏一体であることは、とても重要です。インプットだけに注力してしまい、頭でっかち、マニュアルばかになっている人は、職場でも見受けられるし、相当数いるのではと感じる。私もそのような時期があったからわかるのですが、そこから抜け出さないと、時間の無駄である。本書を読んでその気付きの一歩となれば幸いです。
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