ポイント読書(ビジネス編)『脇役思考のほうがうまくいく』まとめレビュー
ポイント読書(ビジネス編)
『脇役思考のほうがうまくいく』まとめレビュー
ポイント
・奇抜なエピソードを持つ
⇨奇抜なエピソードとは、特異な経験や失敗談。笑えるものが良い。強みをアピールするのではなく、弱みを見せて、相手を安心させて心を開かせるのが良い。
・脇役思考は、メリットだらけ
(1)好意を持たれる
(2)ストレスがたまらない
(3)感情に振り回されない
→自分の決めた物事で判断する
(4)自由な時間が増える
⇨自分の基準がある。
(5)やりたいことができる
(6)心身ともに健康になる
(7)浮き沈みのない穏やかな人生になる
・苦手な人とは「まあ良いか精神」で付き合う
⇨ 相手を好きになるのではなく、立てることを最優先に考える。ずばり、可愛げのある人になる道を選択するのがオススメである。相手の心に寄り添うことが必要になる。
(1)丁寧にコミュニケーションをとる。関心を示しながら笑顔を織り交ぜる。
(2)相手の話を聞く、褒め言葉を添える。
(3)率先して行動する。
・人によって態度を変えない。人としての優しさがある。
感想
本書は、自己啓発系の書籍であるが、ガンガンいこうとやる気にさせ、情熱に火を付けるものではなく、競わずにそのままで良いんだよというスローライフ系の自己啓発にあたる。
実際に、筆者は令和の時代の働き方は、この方法が一番良いと断言する。私も自分の夢である世界を旅してみたことのない世界を見にいくというやりたいことがあるので、仕事をしつつ、自分のやりたいことをこなしている。仕事=自分のやりたいことになってしまうと大変であると常に思う。
実際にそういうバブルおじさんを見てきたが、彼らの幸せはなんなのだろうと感じることが多々ある。幸せは人それぞれであるが、仕事に全てを捧げよという企業戦士はもはや死語である。
仕事とは、自分の成したいことをするためのツールに過ぎない。どうせやるのであれば、他の人が作った仕組みで迎合してお金をいただくしかない。それが嫌なら自分で起業するのだ。頭脳があれば、公務員という選択肢もある。
脇役になることで、得られるメリットは多大であり、皆が気づいているところでもある。組織は生き物であり、メリット・デメリットだけでは測れないこともあるが、往々にしてそうなのである。
脇役思考でしたたかに生きることが一番コスパが良いことなのかもしれない。