ポイント読書(ビジネス編)『脳を鍛えると生産性が上がる』まとめレビュー
ポイント読書(ビジネス編)
『脳を鍛えると生産性が上がる』まとめレビュー
概要
「脳を鍛えると生産性が上がる」作者:北村良子 出版:ぴあ株式会社
作者はどんな人?
有限会社イーソフィア代表取締役
パズル作家としてこれまでに5万点以上の作品を手がける。子供から高齢者まで多くの人に楽しまれている。
ポイント
・ミスをしてしまうのは、脳の容量が少ないからである。脳の容量を広げることが大事である。
・人は、自分の都合の良い情報のみを取得したがる。(確証バイアス、自分の脳の許容範囲内の情報)そのため、自分の許容を超えた情報には対応できない。これがミスにつながる。
⇨脳も筋肉と同様に鍛えることで年齢以上の働きをする。
・仕事の早い人は、ワーキングメモリが強い人である。頭の回転が早く、一度に多くのことを理解することができます。
ワーキングメモリの強い状態とは次の3つの要素が揃っている状態をいう
1 容量が大きい
2 思考が散らない
3 思考の切り替えがスムーズ
・人間の集中力は、長時間続かない。タスクを切る必要がある。
・脳のためには、7時間の睡眠が必要になる。休ませる。
・脳を活性化させるには、軽い運動(ウォーキング)、未知のことに出会う・体験する。毎日何かしら新しいことに取り組むと良い。
・脳にとって一番の刺激は、「自分で決めること」
読書感想
脳の容量が問題ですと言われてしまうと、私はドキッとしてしまいました。どうしよう。しかし、筆者は容量は鍛えれば筋肉と同様にアップすると言って退けます。そして後半には、脳トレの問題がワンサカあります。なるほど、結構面白いパズルがあります。お年寄りに良いかも。数的処理や空間処理能力というのは、本当に知能を測れると感じます。
筋肉は負荷を掛けることで肥大化しますが、脳も同じとのことです。普段筋トレをしている身としては、わかりやすい例えです。同じことを繰り返しても、慣れるのです。意味がない。きちんと前回以上の負荷を掛けることのできる人間が成長し続けることができるのです。脳にも負荷が必要というわけです。