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ポイント読書(ビジネス編)『Amazon世界最先端の戦略がわかる』まとめレビュー

 

ポイント読書(ビジネス編)

Amazon世界最先端の戦略がわかる』まとめレビュー

 

 

 

ポイント

 ・Amazonは、ロジスティクス企業(兵站)である。物流である。つまり、自分で仕入れて自分で販売する企業。

 

Amazonは、ドローンの基地を高度1万3000mに作る特許を出願中である。

 ⇨はるか上空にある巨大な飛行船からドローンで製品を発送していく構想があるとのこと。

 

Amazonの帝国は、国家を超える。社会を飲み込み規定する。

  ⇨AWS等、情報の世界ですでに勝者として君臨しつつある。

 

 

 

感想

まず、兵站という言葉が出てきたので語るが、兵站とは。、兵士に補給する食糧のことであり、兵站が勝敗を決めることもある。かつて日本軍は、兵站を無視した戦略を立てて(戦略と呼べるかはおいておいて)甚大な被害を出しており、敗戦した。兵站を無視した戦略を立てている段階で、兵士を使い捨ての駒としか認識しておらず、非常に非人道的な戦法で戦ってきた歴史がある。何が言いたいのかというと、兵站は勝利において武器よりも何よりも重要な要素になるのである。

 

Amazonは、日本でいうところの楽天市場と同様の位置付けとして捉えている人がいるが、全く違う。楽天市場は、ECサイトとしてまさに、市場をネットの世界に作り、企業に出店してもらい、場所貸しをして手数料で利益を得ている。つまり、在庫を抱えることはなく、非常に低リスクなビジネスモデルと言える。一方のAmazonは、企業の製品を自らが仕入れて販売している。この点において両者は全く異なる。

 

Amazonは、情報世界の勝者として君臨するであろう。大量の情報を独占して支配していくことは、巨大企業にしかできないことであり、一度そのサービスを味ってしまうと、後戻りはできない。Amazonが手にした蓄積情報は、解析されて更なる高みへの糧として使われるだろう。

 

大量の情報を独占する企業が5G以降の世界の勝者となり得るのである。

Amazonのこれからにますます注目していきたい。