ポイント読書(ビジネス編)『仕事と人生を激変させるインプットの教科書』まとめレビュー
ポイント読書(ビジネス編)
『仕事と人生を激変させるインプットの教科書』
まとめレビュー
筆者:金川顕教 氏
金川氏は、非常に優秀で学生時代に公認会計士に合格するという偉業を成し遂げている。努力の方である。そんな筆者の書くことには上っ面ではなく、本物のノウハウがあると感じる。
ポイント
・インプットではなく、アウトプットが大事である。血肉にしなければ意味がない。
・金川式インプットの4ステップ「iOIF」
i:スモールインプット O:アウトプット I:インプット F:フィードバック
すぐにアウトプットすることで、何が不足しているかを知ることができるから、まずは少しでもインプットしたら出す。何が不足しているかを確認したら、そこを集中的にインプットする。最短で圧倒的に早く結果が出る。
・無形資産こそが真の資産である。
・無形資産は、4つある。
知識資産:資格や能力・スキルのこと
情報資産
信用資産:他人からの信用 これからの時代には重要
人脈資産:自分にプラスになる人脈の資産
・投資家思考になることが大事
自分の行動がいかに価値や利益を生むかを常に考えて行動を選択する。投資家はいつもリスクとリターンを考えて行動する。
・インプットにあたり本は10冊選定する
上司や先輩に聞くのが有効 タイトル、目次、はじめに、おわりにで判断すると良い
・全てを読んではいけない。該当ページのみを探す。
・Google scalar がオススメ
研究者が発表している根拠ある論文などを閲覧することができる。
・インプットは、スピードと回転を意識する。
量からしか質は生まれない。
・自宅以外のサードプレイスを持つ
自宅でできる人はOK しかし、自宅は誘惑が多い。
ポモドーロテクニックとは、短時間の作業と休憩を繰り返すというシンプルな時間管理術である。1990年代初めにイタリアの起業家で作家のフランチェスコ・シリロが発案したものです。
ポモドーロとは、イタリア語でトマトのこと。シリロが学生時代にトマト型のキッチンタイマーを
愛用していたことからこの名前がついたそうです。
ポモドーロテクニックのやり方
1 インプットするべきものを決める
2 タイマーを25分に設定する
3 選んだタスクに集中する
4 タイマーがなったら5分間休憩する
休憩時間にダラダラタスクはしない。
休憩時間にやることリストを作成すると良い。
・人生は脱落ゲーム
最後まで諦めずに目標に向かって努力できる人は、わずか5%しかいない。
脱落者の割合
1ヶ月で50%
3ヶ月で80%
1年で95%
・1年インプットを継続できれば良い。
長期目標は3年が目安
短期目標は3ヶ月
・情熱・忍耐・謙虚がカギ
情熱がないと継続できない。熱は覚めるので忍耐は必要。謙虚に学び続ける。
感想
金川氏らしい書籍に仕上がっている。挿入された挿絵がシンプルな図解となっており、非常にサクサクと読み進めることができる。膨大なインプットをこなし、アウトプットまで実践してきた筆者の言葉は納得である。私自身もアウトプットの重要性について気づいてから、少しづつ行動に移しているところである。