ポイント読書(ビジネス編)『これからのデジタルトランスフォーメーション』
1 DXの定義
スウェーデンのウメオ大学のエリック・スタートルマン教授が最初に提唱したもの
「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」こと。
日本の経済産業省の定義では、具体的に、「データとデジタル技術を活用」して「製品・サービスやビジネスモデル」とともに「業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土までも変革」することと定義している。
2 DXは2つの要素から構成されている。
「DXの実践」「DXの環境整備」これらは不可分であり、具体的にDXを進めながら、環境整備や企業内改革も進めていく必要がある。
3 求められる能力
企業は、3つの影響を受ける。「既存事業の継続的優位性の低下」、「ディスラプターによる業界破壊の可能性」、「デジタルエコノミーによる構造改革」である。それぞれの影響に打ち勝ち、発展していくためには3つの能力が必要。
漸進型イノベーション推進力
⇨デジタル技術やデータを活用して、既存の事業や業務を高度化・変革する。
不連続型イノベーション創出力
⇨デジタル技術を前提とした新規の顧客価値やビジネスを創出する。
変化適応力
⇨社会や市場のデジタル化など、社会の変化に対応する。
4 DXを成功させるための企業内改革とは
「意識」、「組織」、「制度」、「権限」、「人材」の5つの視点で変革を起こす。これらは相互に関係している。
まずは、経営陣や事業部門の意識改革
ワークショップ、社内アイディア募集、社内セミナーを
なぜ、自社にDXが必要なのか。DXでどこを目指すのか。を社員が共有することが大事である。
EX 次世代に対応できる子供達を育むために、デジタル活用した授業が必要。使いこなしていく技術・授業での実践が必要である。子供達のためであり、教える側の都合ではだめというような事だと感じた。