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ポイント読書『やめたいのにやめられない悪い習慣をやめる技術』レビュー

ポイント読書

『やめたいのにやめられない悪い習慣をやめる技術』

 

 ポイント

 

・ハマり行動を回避したい。

 ⇨悪いハマりで行動が習慣化されているものがある。タバコや酒・・・ストーキング、痴漢、万引きなど。

 

・本能の行動に反射して生理的報酬が得られて「はまる」のである。

 

・「空振り」という技術

⇨疑似・想像で報酬を得られなくする。

 

・「まっ、いいか。」

この言葉を使えば何でも許されるという時間が始まる。恐ろしいことば。

 

・ストレスも要因になる。

 

・ヒューマンエラーは、成熟した動作により起こる。

反射的な動作。時々、意識的にミスする練習をすると、この現象を回避できる。

 

・「あがる」「過去にこだわる」「将来不安」「人の悪口をいう」など、やめたいのにやめられない思考の「癖」は「防御」の「過剰な作動」です。「制御刺激」は、必ず安全を感じられる時に行うことからスタートし、その後、行う状況を広げていきます。

 

感想

本書を読んで、なるほどと感じた。人は「ハマる」のである。そこには、成功報酬や、自己の防御により安全を感じたいという本能も関係しているのである。

 

「ハマり」を回避するには、「空振り」という擬似体験により報酬を得ない訓練を反復することで、回避する技術もある。この空振りという技術は、本当に大変な作業であることを想像した。

 

「ハマり」は、その人にとっては、自己防衛による安定感を得るための手段となっているため、ハマり行動を辞めさせるのは並大抵のことではないと思われる。周りの協力も必要になろう。

 

幼少時のトラウマやこじらせが原因で、周りとの関係性を築けないという方が多いように感じる。