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ポイント読書(ライフ編)『幸せになる技術』まとめレビュー

 

ポイント読書(ライフ編)

『幸せになる技術』まとめレビュー

 

 

概要

作者:上阪徹 氏

早稲田大学商学部卒業 リクルート社の子会社に就職し、独立 業界の方1,000名以上に取材を実施した経験を持つ

 

 

「幸せ」に生きるために必要な心構え、ポイントを解説 

 

幸せになる技術 ~人生で一番大切なのに誰も教えてくれない

幸せになる技術 ~人生で一番大切なのに誰も教えてくれない

  • 作者:上阪 徹
  • 出版社/メーカー: きずな出版
  • 発売日: 2019/12/14
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
 

 

 

 

ポイントまとめ

 

 

・人生において最も大切なことは、成功することよりも幸せになること

⇨お金をいくら持っていようとも、それだけで幸せになったとは言い難く、幸せというものは人によって異なるということを再確認する。

 

・自分にとって何が幸せなのか定義できているか。

⇨自分で考えた幸せを周囲とは関係なしにはっきりと言えることが大切である。幸せは大衆や企業が決めるものではない。日本人は大衆に迎合する付和雷同の気質がある。筆者はそれで大丈夫かと一石を投じてくれている。

 

・組織のために働いていると言う意識を持つ人は、出世していく。

⇨自分のために働いている人は限界が来る。筆者の経験からも、自分のために働いたことについては、評価されずに人のために尽くした仕事が評価された。

 

・幸せな人は、仕事の結果ではなく、プロセスを楽しんでいた。

⇨コピーを一枚とるにしても、スピードや質を自分で設定していた。自分の思い次第で物事は如何様にもなるということである。

 

・幸せな人は、いいひとであった。長期的は必ずそうなる。

⇨謙虚で気遣いのできる人が幸せを掴むのであり、例外は筆者の経験上いないということである。(短期的には成功するかもしれないが)

 

・人生は、不公平で厳しいということを理解する。

⇨なんで自分だけがこんな目にと思い、人のせいにすることはよくない。

 

・幸せな人は、「ありがとう」をよく口にする。

⇨人の役に立つことをするとき、幸せを感じることができる。それが仕事の本質である。

 

・幸せな人は、自分が幸せであることを知っている。

⇨幸せというのは、自分で決めるものである。幸せを感じて、幸せであるからこそ、成功することができる。この順番は崩れない。

 

 

まとめ感想

この本を読み終えた時に感じたのは、幸せは人の数だけ存在し、決して他人や企業ブランド、国家が定義するものではないという当たり前のことが理解できていない人が多いのだということに驚いた。いや、言葉としては理解しているのであろうが、行動に移せていないという意味で理解できていないのである。

 

人と比較せずに自分の信じる「幸せ」を明確に信じて生きることが、いかに困難な時代があったことか。国家や企業が定義する「シアワセ」の形を受け入れて目指し、発展してきたのが現代日本である。両親やその上の世代は、皆同一のシアワセの形を追い求めてきたのだと感じる。今の自分たちがいるのもその世代が頑張ってきたお陰であることを忘れてはいけない。

 

もちろん、自身の幸せの形を持って生きてきた人もいるであろうが、ごく少数であろう。それほどに、幸せを追求するというのは、困難な道であり、人生を捧げて掴み取るものであると感じた。なぜなら、人の欲望は底がないからである。

 

この本を読むと、自分の目指すべきゴール(幸せ)ということを真剣に考える良い機会になるであろう。あなたの幸せはなんですか?是非、チェックしてみてください。